【コラム】弁護士に売掛金の整理を依頼したときの注意点

 

 皆さま、当サイトにご訪問いただきましてありがとうございます。

 

 本日は、ホストクラブに対する売掛金債務の整理を弁護士に依頼した場合の注意点をお話したいと思います。

 

 皆さまから担当ホストやホストクラブへの対応をご依頼いただいた際に、必ずお伝えするのが、弊所が介入した後には担当ホストと直接のやり取りをしないようにという点になります。

 

 弁護士が代理人として介入する場合には、ホストクラブでのトラブル以外の事案でもお伝えしているのですが、特にホストやホストクラブを相手方とする売掛金の整理にあたっては、強調して説明させていただいております。

 

 その理由ですが、通常は弁護士が代理人として介入した後、相手方は直接皆さまへの連絡を控えてきます。

 ですが、相手方をホストやホストクラブとする事案では、ほとんどの事案において、担当ホストや店の人間が直接連絡をしてきます。

 

 その内容は、弁護士を立てやがってという怒りのメッセージもありますし、無理をさせるつもりはなかった、申し訳ない、もう一度話をしたいといった泣き落としのメッセージもあります。

 いずれにせよ、その目的は弁護士という面倒な相手を回避して直接のやり取りを行い、速やかに売掛金を回収するという点にあります。

 

 ホストの多くは人と接することに長けており、押したり引いたりを繰り返しながら、うまく人を動かそうとしてきます。

 弁護士を代理人に立てる意味は、上記のようなホストからのあらゆる揺さぶりから解放されて、冷静に無理のない提案をするためであるはずです。

 にもかかわらず、相手方からの連絡に応えていては、冷静なご判断をいただくことができません。

 

 過去の事例において、当職が介入した後も、介入前と変わらず担当ホストと連絡を取り合っており、店に呼び出されてさらに売掛金の金額が増加したご依頼者様や担当ホストからの泣き落としにあい、かわいそうだとかなりの無理をして弁済をしようとしたご依頼者様もいらっしゃいました。

 

 最終的には皆さまのご判断にはなりますが、やはり弁護士を代理人に立てた以上は、我々の背後に回っていただき、冷静なご判断をいただきたく思います。それが皆さまにとって利益になると信じて疑いません。

 

 弁護士が代理人として介入したにもかかわらず、担当ホストやホストクラブ、回収業者からの直接の連絡が止まないときには、その都度、弁護士から直接の連絡を控えるよう注意をいたします。

 それでも連絡が続いたり、自宅や職場に来るなど、強硬な行動に出たりするときには、必要に応じて警察に対応を要請いたします。

 

 皆さまには弊所への依頼をきっかけにして、余裕のある生活を取り戻していただきたく思います。

 

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