ホストの売掛が高額になってしまった場合の対処方法

ホストの売掛が高額になってしまったホストクラブを利用していると、意識しない間に高額な代金が発生してしまうことがあります。いつのまにか払えないほどの金額に膨らんでしまい、支払いを滞納すると、お店側から暴力を振るわれたり風俗で無理矢理働かされそうになったりすることがあるので、注意が必要です。

1.暴行や脅迫、恐喝、強要は違法行為

ホストクラブにはまってしまい、利用を繰り返していると支払金額が多額になってしまうことがあります。

支払いができなくなると、店側の態度が豹変し、厳しく取り立てを行ってくることが多いです。罵倒されるだけならまだしも暴力を振るわれることもありますし、「払えないなら体で返せ」と言われて、風俗店で働くように強制されるケースもあります。

このようなホストクラブの行為には高い違法性があります。

確かにホストクラブの利用代金は飲食料金なので、支払いが必要です。しかし、支払い義務があるからと言って、債権者が債務者に対し、脅迫や強要、恐喝行為をして良いとうことにはなりません。暴行や傷害が違法行為であることも明らかです。

また、労働者は、意に反して働かされることはないので、たとえ負債を支払えなくても、無理矢理働かされることはありません。

2.ホストクラブの支払いができず、脅された場合の対処方法

もしもホストクラブで代金がかさんで支払いができなくなったなら、どのように対応すれば良いのでしょうか?

確かに相手の行為は違法ですが、脅されるのは女性の方であることが多く、お一人で相手に対し毅然とした態度を取って立ち向かうことは困難です。暴力を振るわれることもあり、危険です。

そのようなときには、弁護士の力を頼って下さい。

弁護士であれば、ご本人の代理人としてトラブルに介入し、相手との間で支払いに関する和解交渉をすることができます。

これにより、支払い総額を減額させたり支払スケジュールを延ばしてもらったりして支払える範囲に調整できます。

ホストクラブの高額な売掛金を支払えないとき、お一人で悩んでいても状況が悪化するだけです。勇気を出して、お早めに弁護士までご相談下さい。