【解決事例】出会い系サイトで出会った女性から、休業補償等を求められた事例

【解決事例】・出会い系サイトで出会った女性と交際・避妊せずに性交渉・精神的ストレスによる休業補償等を求められた事例

依頼者:男性(Aさん),20代,独身,会社員
相手方:女性(Bさん),20代,独身,パート

事件の発端・概要

出会いから交際まで

私は,コロナで在宅ワークが増え,時間に余裕が出来たことから,大手出会い系サイトに登録しました。
出会い系サイトで数人とメッセージのやりとりをし,その中で一際積極的だったB子さんと親しくなりました。
サイト上のメッセージ機能でLINEIDを交換して,直接LINEでやりとりするようになりました。
LINEで顔写真のやりとりをして,すぐに会おうということになりました。
B子さんとの初デートで,B子さんから交際を申し込まれ,私も積極的にリードしてくれるB子さんに好意を持ち,会って数時間ではありましたが,事前にLINEでの交流もあったことから,交際をスタートさせました。

肉体関係を結ぶまで

B子さんが積極的だったことから,その日のうちに肉体関係を結びました。
B子さんは,初めての性交渉から,避妊具は付けたくないと言っていました。
私は,まだ付き合い始めたばかりですし,万が一子供ができてしまった場合に今の自分の経済力ではB子さんと子供を養えないこと,まだ年齢的にも身を固めるには早いと感じていることを伝えて,避妊具をつけるよう求めました。
すると,B子さんは,生理不順でピルを飲んでいるから大丈夫,今日は安全日だと言っていました。
私は根負けして,避妊具を付けずに性交渉をしました。
その後も,B子さんとは何度も身体の関係を持ち,毎回安全日だと言われ,避妊具を付けずに性交渉をしてしまっていました。

脅迫を受けるまで

しかし,交際開始から数週間経った頃,3日程B子さんと連絡が取れなくなり,その後,突然,話があるのでファミレスで待っているとLINEが来ました。
会いに行ってみると,B子さんと2人の男性が待っていました。
男性たちはB子さんの友人であると名乗り,B子さんが妊娠してしまったと言いました。
そして,男性の一人から,B子さんは妊娠したことで思い悩み,会社を休んでクビになってしまった,中絶費用と慰謝料,会社を休んでクビになったことで給料の補償として,合計500万円を支払うよう言われました。

念書を書かされるまで

私は,突然のことに驚き,ひとまずB子さんはピルを飲んでいるので大丈夫だと聞いていたと伝えました。
すると男性2人は突然怒り出し,会社に連絡する,実家に連絡して親に責任をとってもらう等と言い始めました。
そして男性らが用意してきていたらしき用紙を取り出し,500万円を支払う念書にサインするよう詰め寄ってきました。
私は500万円もの大金を支払うことはできないと答えると,さらに男性らは怒り出し,店中に聞こえるように,「子供つくって責任逃れか!」等と騒ぎ出しました。
私は恐怖と恥ずかしさから,「わかりました。」と言ってしまいました。
そして,500万円はすぐに用意できないため,今銀行口座にあるだけを先に支払って,残りは給料から分割で支払うと伝えました。

高額な金銭を請求されるまで

男性たちから,とにかくこの場で念書にサインするよう言われ,信用できないので今すぐに銀行口座からあるだけの預金を引き出すよう言われました。
私は怖くなって言われるがままに念書にサインをし,B子さんと男性たちと一緒にファミレスの近くのコンビニへ行って,男性たちに見張られながらATMで50万円を引き出して渡しました。
また,男性たちは私に免許証と会社の名刺を出すようにいい,怖くなった私が免許証と名刺を渡すと,男性の一人がコンビニで免許証をコピーしました。
その日,B子さんとは一言も話すことはできませんでした。

無料相談からご依頼まで

相談までの経緯とその後

私は,今後残りの450万円を支払っていかなければならないことや,B子さんと男性たちに住所や会社を知られてしまったことで,お金が払えなかったり遅れてしまったりしたときに,自宅や会社に押しかけてくるのではないかと不安で夜も眠れませんでした。

B子さんと男性たちに念書を書かされてお金を支払った翌日,私が仕事を終えてスマホを見ると,男性の一人からLINEで,残りの450万円をいつまでに支払うのか,3日以内に決めるようメッセージがありました。
また,私がLINEをブロックしたり逃げたりするようなことがあれば,自宅や会社に連絡したり,実家を調べて実家に行く,顔写真をインターネット掲示板やツイッターに晒せば逃げてもすぐに探せる等とも書いてありました。
あまりの恐怖と不安で眠れず,インターネットで「出会い系 トラブル」で検索していたところ,若井綜合法律事務所のウェブサイトが目に止まりました。
若井綜合法律事務所は,公式LINEがあり,全国から,24時間いつでもどこでも相談できるとのことでした。
公式HPを見ると,若井綜合法律事務所では,出会い系等でのトラブルを多く取り扱っていると書いてありました。
私は,藁にもすがる思いでLINEの友達登録をすると,すぐに応答がありました。

LINEメッセージの指示に従って私が回答していくと,弁護士さんから詳細を教えてほしいとのメッセージがありました。

深夜にも関わらず,弁護士さんが直接LINEで返事をくれたことに感動して,すぐにでも相談したい気持ちでしたが,LINEで詳細を文章にするのが難しく,概要を伝えるのがやっとでした。

すると弁護士さんが,私の不安を察知してくれたのか,電話での相談もできると教えてくれました。

私は電話相談を希望し,相談内容を会社の人に聞かれては困るので,出勤前の9時頃か,退社後の19時で電話相談の希望を出しました。

朝早い時間は弁護士事務所はやっていないだろうと思っていましたが,弁護士さんは「対応は早い方がいい。」と言ってくださり,朝9時に電話相談の約束をすることができました。

私は弁護士さんと相談の約束ができたことで安心し,久しぶりにゆっくりと眠ることができました。

翌朝,電話を待っていると,弁護士さんから電話がありました。

とても親身になって話を聞いてくださり,

  • 私には支払い義務がないかもしれないこと
  • 支払った50万円も取り返せるかもしれないこと
  • 弁護士に依頼して窓口となってもらうこと
  • 自宅や会社等に押しかけられる等の嫌がらせのリスクを減らせるということ

をしっかりと力強くアドバイスしてくれました。

また,若井綜合法律事務所では,私のように不当な要求を受けているケースでは,相手方の正確な名前がわからなかったり,LINEや携帯電話等しか連絡手段がない状態でも,対応できるということでした。

私は,電話相談を対応してくれた弁護士さんに勇気づけられ,弁護士に頼っていいことがわかって安心できたため,若井綜合法律事務所に依頼することにしました。

弁護士の事件処理

出会い系サイトでは,本名や住所等,相手方の情報を正確に把握しないままトラブルに発展することが少なくありません。

出会い系サイトにかかるトラブルの多くは,相手方の正確な住所や氏名がわからないために,相手方との交渉を弁護士に依頼することができず,法的知識がないまま当事者同士で話をしてしまい,トラブルが悪化してしまいます。

中には脅迫・恐喝や傷害事件等,刑事事件に発展するケースも少なくありません。

不当な要求に対抗するためには,相手方の要求の趣旨を把握して理解し,要求の根拠を分析して,客観資料と依頼者からの事情聴取をもとに,相手方の要求が通る可能性について検討することが必要となります。

依頼後の対応について

依頼後,対応はすぐに始まりました。

まず,担当弁護士さんは私に,今までの私とB子さんとのメッセージ等のやりとり,私と男性らとのメッセージ等のやりとりで残っているものをスクリーンショットにして送るよう指示しました。

また,担当弁護士さんから,接触の前に,介入と同時に本人の自宅や会社に連絡・押しかけ行為をしないよう警告するが,万が一相手方が感情的になって強行に接触しようとした場合はすぐに警察と弁護士に連絡するように,とアドバイスを受けました。

私が指示された証拠を送ると,担当弁護士さんはすぐに「受任通知」という文章を作ってくれて,LINEを通じて相手方に接触を始めてくれました。

担当弁護士さんが相手方に接触を開始してくれたことは,担当弁護士さんから仕事中にLINEで報告がありました。

その日の夜,私が仕事を終えて帰宅しようと自宅前まで歩いていたところ,例の男性たちが私の自宅前で待ち伏せているのが見えました。

私は怖くなり一瞬パニックになりましたが,あらかじめ担当弁護士さんからアドバイスを受けていたため,すぐに冷静になることができ,担当弁護士さんと警察に連絡しました。

すると担当弁護士さんからすぐに電話があり,警察がきたら電話で事情を話してくれると言ってくれました。

警察もすぐに臨場してくれて,私が上手く説明できない部分も,弁護士さんが毅然とした態度で説明してくれました。

警察は,「弁護士さんから警告されているのに自宅前に押しかけた」という事情を考慮してくれ,男性たちに厳しく接し,男性たちを立ち去らせてくれました。

私は安堵してその日もゆっくり眠ることができました。

その後はB子さんや男性たちからのLINEや電話はなく,数週間後,男性たちからAさんに50万円が返金され,Aさんは平穏な日常を取り戻し,男性たちから返金された50万円から弁護士費用を賄うことができたので,とても満足いく結果となったようです。

出会い系サイトで知り合った異性と数日ないし数ヶ月程度短い交際をした後,金銭を請求されるというケースは多くあります。

また,金銭請求だけでなく,写真をSNSに投稿するなどと脅して交際継続を強要するケース,ストーカーに発展するケース等もあります。

弊所では,同様の事件を多数取り扱い,不当な要求や,およそ法的根拠のない請求の解決について多くの実績があります。

相談者様の抱えた不安に親身に寄り添い,ご相談者様のにとっての終局的な解決まで,全面的にサポート致します。

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