パパ活サイトで知り合った女性が妊娠した場合
ここ1~2年で「パパ活」という言葉がよく聞かれるようになり、20代~30代女性の10人に1人はパパ活を経験しているとも言われています。
パパ活はお父さん世代の男性と食事をするなど、いわゆる「デートをしてお小遣いをもらう」というものであり、肉体関係をもたないお付き合いを前提としています。
しかし、肉体関係に至ることも多いのが実情です。望まない妊娠をしてしまった場合、どのようにすればよいでしょうか。
パパ活の相手を見つける方法
パパと女子が出会うことを目的としたパパ活専用アプリやサイトがあります。出会い系サイトやマッチングアプリ、Twitterなどの方法も考えられますが、それらのサイトはパパ活とは違った目的で登録している人が多いので注意が必要です。パパ活に特化したサイト以外は、パパ活の相手を探すことを規制されている場合があります。
肉体関係をもつリスク
女性は食事をするだけでお小遣いがもらえると安易に考えてしまいますが、何度もデートを重ねれば、パパに下心が芽生えるのは当然のこと。
あくまでも自由恋愛という考えのもとに、肉体関係をもつこともあるようです。
そうなれば当然、妊娠というリスクが発生します。
パパ活で避妊は必須!
パパ活は「売春」のように不特定多数の異性を相手にしなければ、肉体関係をもっても違法ではありません。ただし、双方が独身で18歳以上の場合です。
パパ活で妊娠を望む人はいないでしょう。妊娠したら、女性が心身ともに傷を負うことになります。
肉体関係のないパパ活をすることが一番ですが、そうでない場合は常にコンドームを持ち歩きましょう。性病感染の予防にもなります。
パパ活で妊娠してしまったら?
通常の恋愛でも、相手に妊娠を告げる際には勇気がいるものです。パパ活は恋人同士ではなく、お小遣いという名のお金でつながった関係です。相手を良く知らないことも多く、実名を名乗っていない場合もあります。
突然妊娠を知らされて、本当に自分が原因なのかと言い出す人もいるでしょう。そのような時に備えて、産婦人科を受診することをおすすめします。
中絶手術には承諾書が必要
中絶手術には手術承諾書が必要です。承諾書には本人だけでなく、相手のサインも必要となります。本人が20歳未満であれば、親のサインも必要です。
中絶手術は早めに行う必要がある
中絶手術をする場合、妊娠12週未満であれば日帰り手術が可能ですが、12週を過ぎると、約1週間の入院が必要となり、分娩(死産)という扱いになります。
中絶手術の費用を負担してもらうことは可能
双方合意のもとに性行為が行われて妊娠した場合、中絶費用も折半となるのが一般的ですが、パパ活という性質上、経済的にゆとりのある年上の男性に全額負担してもらうことは可能でしょう。
慰謝料の請求は難しい
パパ活で肉体関係をもつことは、自由恋愛の延長上と考えられています。双方合意のもとに性行為が行われて妊娠したのであれば、相手に慰謝料を請求することは難しくなります。
ただし、女性にその気はなかったのに、無理やり犯されて妊娠してしまったという場合、合意のない性行為による妊娠、中絶は刑事罰の対象となり、慰謝料を請求することができます。
まとめ
パパ活において妊娠という最悪の事態を避けるためには、肉体関係なしのお付き合いをすることが一番です。
信頼関係もないままお金のやりとりだけで安易にセックスをする、そのような相手が何人もいるとなれば、売春行為になることを忘れてはいけません。
パパ活で一線を越えるなら、望まない妊娠をしてしまった場合、せめて一緒に考えて解決できるような相手、責任逃れをしない相手であることがお付き合いの最低条件かもしれません。