パパ活トラブルに弁護士は必要
パパ活は「食事やショッピングなど、デートをするだけでお小遣いがもらえる」という、安易なだけに危険と隣り合わせでもある行為です。
実際にトラブルに遭ってしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。弁護士などの専門家への依頼は必要でしょうか。
パパ活のリスク
パパ活専用アプリやパパ活サイトを利用していることを、誰にでも堂々と言える人は多くはないでしょう。そこにつけ込まれて不当な金額を要求される、盗難被害に遭うなどのトラブルが発生します。社会的地位のある男性が「世間に公表する」と脅迫されることも多いようです。
第三者に脅迫される
女性の彼氏や夫と名乗る第三者が現れて、「慰謝料を支払え! 支払わなければ会社や家族にバラすぞ!」と脅迫してくることがあります。いわゆる「美人局」ですね。そのような場合は、はじめから多額のお金を脅しとることが目的であるとも考えられます。
お金やカードを盗まれる
本来であれば、窃盗として警察に届け出る案件ですが、パパ活をしていることを話したくないという理由から泣き寝入りしてしまう人もいます。
お金やカードを盗んだと言って脅迫される
会った後にお金やカード類がなくなっている、盗んだだろうと身に覚えのない罪を着せられることもあります。認めて返さなければ警察に被害届を出すという脅迫です。盗難についての被害に遭うのは男性側が圧倒的に多いようです。
対価を支払わないで逃げる
これは女性側が遭う被害です。食事をしている間にトイレや電話などと言って席を立ち、戻って来なくなる男性もいます。また、ホテルで肉体関係をもった後、入浴中や寝ている間にいなくなっているといった事案もあります。
トラブルに遭った時にしてはいけないこと
パパ活という行為の特性上、周囲の人に相談できない人も多いでしょう。また、既婚者や未成年者が利用して、脅迫のターゲットにされてしまうこともあります。
すぐに要求額を支払ってしまう
周囲にバレることを恐れるあまり、その場でお金を渡して解決してしまおうという安易な考えは大変危険です。冷静になって考える時間を持ちましょう。特に社会的地位があり、金銭的にゆとりのある男性は注意しましょう。
個人情報を開示してしまう
警察や弁護士というワードを出されて、誠意を示すよう求められることがあります。名前や住所、勤務先などを安易に伝えてはいけません。「誠意を見せろ」という言葉は脅迫でもあります。
ひとりで解決しようとする
誰にも相談できず、ひとりで解決しようとする様子は相手に伝わり、脅しの態度を増長させてしまいます。脅迫をしてお金を要求する行為は恐喝罪という犯罪です。屈してはいけません。
パパ活のトラブルも弁護士に相談
パパ活など、利用していることを他人に知られたくないような場で起きたトラブルは、ひとりで抱え込んでしまいがちです。特にパパ活サイトを利用する男性は経済的にゆとりがある人が多いようなので、面倒なことはお金で解決できるだろうと思っているかもしれません。
弁護士が介入すると解決が早い
何度も記していますが、脅迫をしてきたり、対価を支払わずに逃げたりする人たちは、他人に知られたら困る、隠しておきたいという気持ちにつけ込んでいます。弁護士が警告することで、そのような行為がすぐに収まることはめずらしくありません。既婚者や未成年の場合は、弁護士に相談すると同時に、自らの行為も反省する必要があります。
まとめ
パパ活は「食事やショッピングなどのデートをしてお小遣いをあげる」といった本来の目的で利用するならば、違法なことではありません。ただし、安易なことでお金のやりとりがあるということは、危険もはらんでいるということを忘れないようにしましょう。どんな時でも、弁護士は力になってくれる心強い存在です。