いわゆる「パパ活」にはどんなリスクが?
パパ活(パパ活動)という言葉があります。もちろん、ここでいう「パパ」は父親ではありません。パパ活とは、若い女性が男性(パパ)と食事をするなどのデートをしてお小遣いをもらうことです。食事だけっていうけど、それって建前じゃない? 高校生のパパ活はダメなの? ここではそんな疑問にお答えします。
パパ活とは
「パパと呼ばれる経済的に豊かな年上の男性とデートをして、その見返りに金銭を受けとる」ことです。良く言えばあしながおじさんのようなイメージですね。
パパ活女子には「あくまでもご飯を食べたりするだけ。肉体関係は絶対にもちません!」という人もいれば、「自分の気持ち次第、金額次第かな」という人もいます。
パパが既婚者
パパ活をする男性の中には既婚者もいるようです。既婚者と知りながら肉体関係をもった場合は不貞行為となり、慰謝料を請求される事案です。
「肉体関係をもたないデートだけのお付き合い」であれば不貞行為にはなりませんが、男性の奥さんから婚姻関係の破綻の原因となった精神的被害に対する損害賠償を求められる可能性はあります。
パパ活女子が未成年
高校生や18歳未満の女性がパパ活をして肉体関係をもった場合は、児童買春・児童ポルノ禁止法に違反したとしてパパが罰せられます。児童買春をした場合の刑罰は「5年以下の懲役又は300万円以下の罰金となっています。
パパ活における被害
美味しい料理をごちそうになった上に、お小遣いまでもらえる「パパ活」ですが、良い人ばかりに出会えるわけではありません。大きなトラブルに巻き込まれる可能性があるということを忘れないでください。
無理やり肉体関係を求めてきて、断ったらお小遣いを支払ってくれないというトラブルは大いにありえるでしょう。
はじめは食事をするだけで数万円のお小遣いを支払っていた男性が、何度か会ううちに「旅行しよう」と言い出して、断ったら「これまで支払った分を全部返せ」と脅迫まがいのことをされた女性もいるようです。
もしトラブルに巻き込まれてしまった場合は?
パパ活はラクして稼げる手段ということで、気軽に始める人も多いと思います。素性のわからない相手と2人きりで会う行為にはかなりのリスクが伴います。
トラブルに巻き込まれないためにも、守っておきたいポイントをまとめてみました。
- 条件がよすぎる相手には要注意
- 初めて会う時には、周囲に人がいる場所を選ぶ
- 食事の前にカフェでお茶を飲みながら話してみる
- 車に乗せてもらわない
- 詳しい身の上話などはしない
まとめ
ここ1~2年で「パパ活」という言葉がよく聞かれるようになり、20代~30代女性の10人に1人はパパ活を経験しているとも言われています。
女性は食事やデートをするだけで数万円のお小遣いがもらえる、と安易に考えてしまいますが、下心をもつ男性ばかりを責めることはできません。
自分を守る方法を考えながら、違法にならないよう、安全なパパ活ができるといいですね。