その日知り合った男との行為で妊娠してしまった
出会い系サイトとは、インターネット上で男女が出会うためのシステムです。身分証明書も不要で、匿名で利用することができるため、素性を偽って登録する人も多くみられます。
出会い系での成人同士の付き合いは自己責任
出会い系サイトで知り合ったことから殺傷事件にまで発展したニュースもよく見られますが、素性がはっきりしないまま会って、結婚まで至る男女がいることも確かです。出会い系サイトを利用する場合、誰でも自由に登録できることを理解した上で、自分の身は自分で守らなければなりません。
出会いまでを仲介するサイト
出会い系サイトは遊び相手がほしい、結婚相手を探したいなど、さまざまな目的で利用されますが、「一度会ってセックスするだけの相手がほしい」と思う人もいます。登録時に目的を申告する義務もないので、メッセージなどでやりとりしながら自分で見極める必要があります。
初めて会った日に肉体関係
出会い系サイトで知り合って実際に会うまでの過程は人それぞれですが、会ってすぐに肉体関係をもつこともあるでしょう。しかし、女性は「妊娠」というリスクがあることを忘れてはいけません。
素性のわからない相手との肉体関係
言うまでもありませんが、女性にとって素性のわからない男性と関係をもつことは大変危険です。優しそうに見えた相手が、密室で2人きりになったとたんに豹変することもあります。避妊をしてほしいと言っても聞いてくれない場合もあります。
出会い系サイトでの出会いは、無責任になろうと思えばいくらでもなれるものだということを念頭に置いておきましょう。
一度だけの関係で妊娠してしまった
出会い系で出会った男性と関係をもった結果妊娠してしまったという場合、相手との連絡がとれるようであれば話し合うこともできるでしょう。
無理やり強姦されてしまったり、素性を隠したまま連絡がとれなくなってしまったりしたどうすればよいでしょうか。
妊娠したことを伝えられる相手
連絡をとって会える相手ならば、直接会って妊娠したことを伝えましょう。メッセージや電話で伝えると、その後、連絡がとれなくなってしまう可能性もあります。初めて会ったその日の関係で妊娠してしまったら、結婚・出産への決意は難しいでしょう。男性はなおさら考えられないかもしれません。信頼関係が築けないうちに妊娠してしまったわけですから、本当に自分が原因で妊娠しているのか、どんな男性でも確証をほしがるでしょう。
不本意な妊娠をしてしまった場合、大きなトラブルを避けるためにも、落ち着いて伝えられるように努力しましょう。
連絡がとれなくなってしまった相手
好きになって関係をもった結果妊娠してしまったが、その後は一切連絡がとれなくなった…ということは、相手には責任を取るつもりがなかったのでしょう。そのような場合、相手を探し出して中絶費用などを請求することも考えられます。
しかし、先にも書いたように、相手は複数の異性と関係をもっていて、利用者は皆そうであると思っている可能性は十分にあります。相手を探し出し、会ったその日の行為で妊娠したことを証明して話し合いをするのは、大変難しいでしょう。
強姦された場合
女性にその気はなかったのに、無理やり犯されて妊娠してしまったという場合、合意のない性行為による妊娠、中絶は刑事罰の対象となりえます。
強制性交等罪(旧強姦罪)は刑事事件となるので、被害届を警察に提出すれば、捜査の対象となります。警察や弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
強制性交等
十三歳以上の者に対し,暴行又は脅迫を用いて性交,肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は,強制性交等の罪とし,五年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の者に対し,性交等をした者も,同様とする。
引用元:刑法第177条
まとめ
出会い系サイトにおける男女の出会いは、実名、住所、勤務先などを正確に把握することが困難なため、信頼関係を築くまでは慎重にお付き合いをしなければなりません。
はじめて会ったその日に肉体関係をもつことは、女性にとって大きなダメージになる可能性が高くなります。好きという気持ちに流されず、自分の身は自分で守ることが大切です。