【事例紹介】警察関係者や政治家関係者を装った脅迫について

【事例紹介】警察関係者や政治家関係者を装った脅迫について

皆さま、当サイトにご訪問いただきましてありがとうございます。
本日は、時々ご相談いただく「警察関係者」「政治家関係者」であることを装った脅迫例についてお話したいと思います。

相手方に長期間にわたり多額のお金を支払ってしまったのだが取り戻せるかというご相談をお受けする中で、なぜそのようなお金を払ったのかを具体的にお伺いすると、相手方から「自分は警察の有力者と繋がりがあるため、警察に相談しても無駄」「お前を逮捕してもらうこともできる」「有力な政治家と繋がりがあり、この程度の話はもみ消すことができる」といった揺さぶりをかけられてお金を渡してしまったという話が出ることが稀にございます。

実際、警察のOBの方が関係していた事件もあったため、100パーセントないとは断言できないところではありますが、弊所でご相談いただき、対応したケースにおいては、相手方が騙るような有力な警察関係者や政治家関係者が出てくることはございませんでした。
それどころか、「あなたがお話していた関係者はどこの誰なのか」ということを聞くと、曖昧な回答に終始して話にのぼってすらこないというケースがほぼ全てでした。
脅迫や恐喝というよりは、むしろ詐欺に近いケースかもしれません。
既に述べたとおり、我々の知り得ない世界があることまで全て否定することはできないため、100%ないとまでは言い切れませんが、有力な警察関係者や政治家だからといって、民事事件においてやりたい放題出来る訳ではありません。

警察や政治家と聞くと、何か得体のしれない力が働いて、大変な目に遭うのではないかと考えてしまう気持ちも分かるところですが、そういったご不安を抱えられたら、まず弊所にご相談ください。
様々な揺さぶりを受けて精神的に追い詰められた状態では、通常時には考えられないような判断をしてしまうことがございます。
そういったときには、一度立ち止まり、状況を客観的に見ることが重要です。